●速さの中に美しさも追及した究極のバイク「New DOGMA F MY25 M40X」

2022年ツールドフランスに出場したゲラント・トーマスに乗る旧DOGMA Fからのデータを取集し、CDA値で0.2％の減少を目標に「新型 DOGMA F」は開発されました。

「MARGINAL GAINS」（1%の改善を積み重ねることで大きな成果を生むという考え方、発想はトヨタ？）理論を元に「TEAM GRENADIER」から得た膨大なデータをクラウド化することで 「New DOGMA F」は誕生しています。

フレーム素材に新しく強度と弾性を両立した折れにくく割れにくい高弾性カーボン「TORAYCA M40X」を採用。

空気抵抗係数（CDA値）が0.2%向上すれば車体重量の175g軽量化に相当すると試算し、ダウンチューブを再設計することでフロントのエアロダイナミクス性能が飛躍的に向上。

実際、新型DOGMA Fは旧モデルに比べ車体重量は108g（ハンドル+ヘッド回りの軽量化が大きい）されていますが、更にCDA値の減少により大きなアドバンテージを得ています。

再設計されたDOWNTUBEは厚みを減らすことで前面投影面積の減少と空力性能をアップさせるとともに、 アワーレコードバイク「BORIDE TT」からのフィードバックで「New AERO-KEEL BB」（キール＝船底）の採用により 旧モデルからダウンチューブを3.5度起こすことでBB周りのエアロ性能が1.2％の向上しています。

HEADTUBEは横幅を8mm小さくすることで前方からの流体透過性能をアップさせています。 それに伴いヘッドセットはベアリング径が11/8になり、コラム断面を楕円形状で横扁平化することで剛性確保、ワイヤールートを前側にすることでハンドリングが向上しています。

アクスルエンド部にあたるフォーク＆フレームエンドにカバーをすることでエアロ性能が向上。そのためTHRU AXLESは専用品を使います。（F/119mm、R/161mm、ピッチ1.0）

形状が薄くなった「New ONDAフォーク」は下りのハンドリングスピードを安定させるためにフォークレイクは47mmに設定。タイヤ最大幅は30mm。

小型化されフレーム内部に完全に組み込まれたシートクランプは汗や埃の侵入を防ぎます。

再設計されたシートポストも上部がシェイプされ軽量化＆空力特性に貢献。

「New DOGMA F」専用に開発されたフレア角7度の「New TALON FAST HANDLE」はより軽量で空力特性に優れ、自然なねじれを考慮して設計されています。